
アミリア・ソレイユ
「…ちゃんと向き合わないと。わたしの、無くしちゃった大切な記憶と…」
裏表なく、誰にでも優しく接することができる女の子。
ある事故により両親と幼い頃の記憶を失ってしまった。
仕事は町の住人から来る依頼をこなす「相談所」と、 協会の裏にある花畑を活用したフラワーショップ。
少し抜けているところがあるので、 居候のテオドールに心配されている。

テオドール
「リアは記憶を戻そうとしている…。
それならばわたしがすべきことはひとつ、か」
アミリアと共に暮らしている青年。 負傷して倒れていたところを、アミリアに助けられた過去がある。
表情の変化は乏しく、アミリア以外には無関心なため、 冷たい態度をとりがち。
相談所の手伝いをしつつ、カフェ・トラオムでもはたらいており、 テオドール目当てで来る女性ファンも多い。
飛行魔法と氷を用いた攻撃・防御魔法が得意だが、 使用することは稀。

フルール・リッター
「記憶を戻す手伝い、何かあったらさせてほしいな。
その…幼馴染として、親友として…」
街でもトップクラスの剣術の実力を持つ最年少騎士。 騎士団大隊長を務める父にあこがれ、騎士の道を選んだ。
爽やかさと元気さが取り柄で住人からも好かれているが、
素直じゃない面もあり、好意を向けられることに慣れていない。
アミリアが記憶を無くしたきっかけになった事故について、 心のどこかで気にかけている。
カフェ・トラオムの常連だが、サーシェルのことは嫌い。

サーシェル
「ふぅん?あ、わかった。僕に会いたくなっちゃったんでしょ?」
アミリアが住む相談所の近くにあるカフェの店長。
優しくて温和な性格だが、人を見透かしたりからかうような発言をすることもある。
夜はバーを営んでおり、常連であるソフィと話しながら 飲むことが多いが、全く酔う気配がない。
趣味はテオドールとフルールをからかうこと。 アミリアには思いを寄せるも、本人に伝える気は全くない。

ソフィ・グレイブ
「一緒にお茶しない?こんな街外れまできてくれたお礼も兼ねて…ね?」
グレイブ霊園で1人で暮らしている墓守。 墓守は代々受け継がれており、現在19代目。
おっとりしていて物腰は柔らかいが、墓地への侵入者や 墓荒らしなどは
1人で容易くねじ伏せられるほどパワフルな女性。
夜の見回りと晩酌が日課で、サーシェルの営むバー・トラオムの常連。
最近はテオドールをからかうことがマイブーム。

ニコラ・レイン
「覚えてないなら、自分が誰かわからないなら、これからゆっくりわかっていけばいいさ。
ゆっくり、自分のペースでね。」
本業は医者だが、興味が惹かれたものは何でも研究したくなる、 好奇心旺盛な男性。
7年前にアミリアとテオドールと偶然出会い、以降一緒に暮らしながら 怪我の治療とメンタルケアを行う。
地方へ仕事に行っていたが、最近になって街に戻ってきた。
紳士的な余裕を持ちつつやや子供っぽい一面もあり、 アミリアからおじさんと呼ばれることを気にしている。